アーユルヴェーダのマッサージには、たくさん種類があって

症状や元々の体質に合わせて、トリートメントの種類をドクターが選びます

 

 

おでこにオイルを垂らすシロダーラは有名だけど、もっとおかしな施療も色々あって、

牛乳と薬草を煮出したエキスを体に塗り込んだり、おかゆ玉で体を流したり、

日本人感覚ではびっくりな施療もあります。

 

 

今日は受け入れられやすいであろう、ハーブボールのマッサージについてご紹介します。

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(施療中に写真が撮る勇気がなく、画像は借りてきました

 

 

これは温めたハーブボールで全身を流すオイルマッサージの一つで、

パットラ・ピンダ・スウェダ(patra pinda sweda)というマッサージです。

 

サンスクリット語で「葉っぱのボールのマッサージ」という意味みたいです。

 

 

やり方

お鍋にマッサージ用のオイルとハーブボールを入れて、コンロにかけます。

2つのボールを交互に使い、弱火にかけた鍋で保温するので

常に温かいハーブボールでマッサージされるという画期的な仕組み。

 

 

こんな感じでマッサージしていきます。

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お恥ずかしい画力…

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本当の患者さんにマッサージしているところを見学させてもらっているので、もちろん患者さんペースでマッサージが進んでいきます。

 

進むのが早いのでついていくのに必死で、キレイに描き取る余裕がないという言い訳ですが

この下手すぎる絵が、マッサージのテクニシャンたちに大うけ。

 

みんなにほめられたり、笑われたり、

「これは日本語?へんな文字~~!」みたいなことを言われたり笑

 

 

 

順番とかは全然決まってなくて、患者さんの反応を見ながら触れる箇所を選んでいるようで、

寛大なインドで育まれてきたゆるい技術って感じ~。

 

私はそのゆるさが気に入っているんだけど、

「右から左?左から右?」

とか質問すると

明確に答えてくれる時が3割、

大概は

「どっちでもいいんだよ!どっちもやればいいんだよ!」

みたいな反応で、体系だった手技があるのかは微妙なところです。

 

 

 

ハーブボールの中身

 

生の薬草5種類を細かく切ったものと、粉とオイルを混ぜて作ります。

 

薬草5種の中には、日本でも聞いた事のある葉っぱもありました。

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  • モリンガmoringa(非常に苦いと有名な)
  • ヒマcastor leave(ひまし油はこの種からできてるらしい)
  • datura
  • nirgundi
  • aatkにスペルが似てる何か
    (教えてくれた人の文字がユニークすぎて解読不能…スペルが違うみたいで検索しても出てこない)

 

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右奥の機械で刻みます。

 

この葉っぱ達に、岩塩と大豆粉とフェヌグリーク粉を加えて(フェネグリークって何?

 

 

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コットンの布に包みます。

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このハーブボールのマッサージには解毒の効果があるといわれていて、

汗や老廃物を運ぶ経路のつまりを解消して、人が本来持っている解毒作用を後押しするような施療だそうです。

筋肉や骨、神経の不調にも効果があるともいわれてるみたい。(とネットに書いてあった。)

 

 

練習してできるようになりたいと思います~~!

 

 

おまけ

マッサージのテクニシャン達と10:30のチャイ休憩でサモサを食べています。

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絵はバカにされるけど、みんな本当に優しい。

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