【性別】男性

【生まれ育ち】ボストン・アメリカ

【現在居住】ニューヨークシティ・アメリカ

【職業】ファイナンス・金融?融資?

【背景】日本には出張で良く来る。初めての来日は12歳の時で、家族旅行。その時に箸の使い方を覚えたので、大人になってもずっと箸使いが得意。

仕事がストレスフルなので、ストレスを緩和できるような料理でヘルシーな料理を習得して自宅でも作りたいという思いでクラスに参加してくれた。

日本食はすごく良く食べるけれど、日本人と料理したり日本の家庭料理を習うのは初めて。

 

 

【質問】あなたにとってのヘルシーフードって?

彼の日常生活の中でヘルシーな食事と言って思い浮かぶのは、サラダバーだそう。

サラダだけを提供するレストランのような場所だそうで、ニューヨークシティで今流行っているそう。

彼の奥様は週4~5日、平日はほぼ毎日そのサラダバーでランチを食べているそう。

 

サラダだけど、チキンやお肉、美味しいドレッシングは豊富なようで、ただ炭水化物を摂取しないローカーボダイエットが流行っていることも相まってか、炭水化物の提供はないとのこと。

 

 

彼は奥様ほど頻繁じゃないけどたまに行くとのこと。

 

 

最近はMUJI(無印良品)で弁当箱を2つ買ったので、週末料理したものを詰めて平日に仕事に持っていくようにしていると言っていました。

 

それに詰められるようなおかずを知りたくて私のクッキングクラスに来てくれたみたい。

それぞれのおかずが何日持つか聞いてくれて面白かった。

 

 

外食におけるヘルシーフードだけでなく、自分で料理するときは?

と私が聞くと、

「家で自分で料理するときは、自分で作っているものというだけでヘルシーだと感じる」

と言っていました。

 

あと塩分を控えめにしているみたいです。

塩分を少なくすることもヘルシーフードのひとつだねと言っていました。

 

 

というのも彼は共働きで忙しく、(彼はファイナンス関係の仕事。融資する人かな?でかなりストレスフルな生活らしい)料理は週末にできることがある、という程度。

平日はほぼ毎晩デリバリーでレストランから宅配してもらうことが日常だそう。(私が得意気にUber eats?!って聞いたら、微笑された…。Uber eatsじゃなくてseamlessというアプリを使ってるらしい)

 

 

週3~4日はメキシコ料理で週1日くらいタイ料理というバランスだそう。

大戸屋を絶賛していた。

今までは寿司かラーメンばかりが日本食の選択肢だったけれど、大戸屋では新しい日本食に出会えてとても美味しいし、他の外食よりはヘルシーに感じる。

ランチに同僚と行くことも少なくないよ。とのこと。

 

 

 

出汁を取っている過程で味と香りの変化をテイスティングしてもらっているのだけど、

彼はなんと昆布と椎茸を沸かしたお湯の味が無味に感じると言っていた!

香りもまったく感じないと。

そんなゲストは初めて。

 

 

私が化学調味料(英語でMSGと言います)食べ過ぎてる?と質問すると、

摂ってないと願いたいけど、確証はない。外食やデリバリーフードが多いし、僕がオーダーしているお店はMSG使ってないと謳っているけど、本当かどうかは定かじゃないかもしれないね。

とのこと。

 

味覚が鈍っているのか…違う理由か。

ちなみに日本でレストランに行くと、大体のものがしょっぱく感じる。

日本食はしょっぱい!と言っていたので、塩加減については日本人よりむしろ敏感なのかもしれない。

 

 

家には醤油、酒、みりん、SBのわさびパウダー、味噌など日本食を作るのに必要なものはかなり揃っているよう。

家からオフィスまでジョギングできるときは走って通っているそうで、その途中に日本食材屋さんがあるんだそう。

 

そんなジョギングができた日は何かヘルシーなもの食べたくて、日本食作ろうかという気になって日本食材を買って日本食頑張って作るんだって。

 

一冊日本料理の本を持っているので、その本を見て出汁を取ったり、ラーメンやそばを作ったりしたことがあるよと言っていました。

 

 

白胡麻を炒る場面では、胡麻を炒ったことは無い。すごくいいにおいだね~ポップコーンみたいと言っていた。

 

 

 

それと、塩と醤油の使い分けはどうしているの?と聞かれました。

塩はしょっぱさを出す役割がメインで、

醤油はしょっぱさ+香りを出す役割。

煮物なんかをしたときに、醤油を入れずに塩だけで作っても食べられるものはできるけど、

何か物足りないと日本人は感じる思う。それが醤油の味。

と答えましたが皆さんならなんと答えますかー?

 

 

家にいながらにして各国からヘルシー料理に興味がある人が来てくれて、ヘルシー料理について話したり、それぞれ料理で工夫していることを話したりできるこのお仕事が私は楽しくて仕方ないです!

 

2018.11.01