携帯回線も家のネットもAirtel!

インド人に「家のインターネットを契約するならオススメの会社は?」と聞くと、みんなAirtel(エアテル)と言います。Airtelは、インドの携帯回線やネットの会社。インドではかなりシェアを占めていて、町中はいたるところAirtelストアだらけです。

ということでAirtelにしておけば間違いなさそうなので、疑いもせずに契約してみることにしました。町ごとにプランのスピードや料金が微妙に違うようなのですが、デリーだとこんな感じ:

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安くて充実のブロードバンドWifi

たとえば一番左上のプランは

20GB/Speed up to 16 Mbps/Unlimited (L+S) Mins/Rental 1099

と書かれています。これは、「月間20GBまで上限16Mbpsのサクサクインターネットが使えます。固定電話が無制限。月額1099ルピー(1650円)」という意味。(L+S)というのは、Local&STD(州内&州外)という意味。

ちなみに、下のほうに小さく書いていますが、20GBを超過すると、そのあとはちょっと遅めの上限512kbpsのスピードで無制限にネットができます。ちょっと遅めといっても、512kbpsは(もし本当にこの速度が出るならば)普通にネットをするには十分な速さです。最近日本でかなり浸透してきた格安SIMの一つ、IIJMIO(みおふぉん)の低速通信モードは上限200kbpsです。200kbpsは、YoutubeやGoogle Mapといった重めの通信でなければほぼ問題ない速度です。それより速いので、512kbpsはYoutube以外ではほぼ困らないと思います。

 

電話申込と本人確認

さっそくブロードバンド契約専用の電話番号に電話して、聞かれるがままに電話口で住所等の情報を答えました。ただ、ここで聞かれて困ったのがlandmark(家の近くの目印となるような建物)。インドの住所はかなり簡潔なので、landmarkがないと作業マンが家を探しにくいということで必要なのだと思われますが…。

It’s just a residential area(うちはただの住宅街)です。landmarkなんてないよ!!

アパートの隣の部屋に住んでいるインド人家族がすごく親切なので、急いでピンポンして電話を代わってもらって、答えてもらいました…。インド人の優しさはこういうときに本当に頼りになります!

今回はネット環境がなかったので電話から申し込みましたが、誰かにネットを借りられるならネットから申し込む方が簡単な気がします。

その日のうちにAirtelの社員さんが家に来て、パスポートのビザページの写真を撮って帰っていきました。謎の初期費用1500ルピーを請求されましたが、まあ良いとしよう。「ふつうは1000ルピーだけど住所登録まだだろ?I will manage it(何とかするから)」とか言ってました。適当なこと言いやがって。

 

Wifiの開通工事(翌日)

「翌日の12時~13時に工事担当と技術担当の人が来てくれる」という約束でしたが、約束は守らない約束(?)のインド人。当然来ません。

14時半頃に電話してきて、予想通り「今日はちょっといろいろあって行けないから明日」と言われたので、予定通り「No. Today.」と答えます。「でも今日はいけないんだ。Technical issue」とかなんとか言われたのですが、「No. You need to come today(今日来なきゃダメ)」と押し切ると、「OK sir…」と渋々OKしてくれました。なんだかよく分かりませんが、インドでは押せば何とかなることが多いです。

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この手際の良さ、伝わりますか?丁寧にケーブルを通してくれました。上が工事担当の人。

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こちらは技術担当。二人来る必要はあったのか?

技術担当の人は、実際にアクティベーション(開通)が完了して使えるようになるまで、小一時間ほど待っていてくれました。インドでは、「No problem」といわれたものの、いざ使ってみようとすると使えなかったということが結構あるので、きちんと使えるようになるまで一緒にいてくれるのはとてもうれしいです。

 

実測値は下り1Mbpsくらい

公称上限値16Mbpsよりはかなり遅めですが、Youtubeとかも遅滞なく見られるのでとりあえず問題なし。満足です!

インドのネット、超快適!日本で心配だったことの一つがあっさりと解決しました!インド、ほんとに進んでる…!